★以下、
「本質力」についての私の理解と考え方(7)
の続きです。
この連載も、いよいよ最終回となりました。
今回この連載で達成させたかったことは、
「ゆる体操」の魅力を、
「本質力」
というキーワードを中心にお伝えすることでした。
そしてその伝え方として、私の具体的な経験談を
多く取り入れ、それを抽象化することで「本質力」
の話に繋げていく、という方法をとりました。
その方がイメージをしていただきやすいのでは
ないか?ということと、具体的な事象をひとつひ
とつの別なことと捉えるのではなく、
そこから共通する「抽象的概念」を抽出してそこ
に着目する
・・・という思考法をここで共有することによ
り、皆さんの今後のゆる体操へのご理解に
多大な好影響を与えることができるのではな
いか、という狙いもありました。
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今回、私が経験した具体的な事例として
「空手の話」と「教育関係の話」を取り上げまし
たが、これら2つのテーマに対して元々関心
をお持ちの方や近い体験をされたことのある方
にお楽しみいただくことはもちろん、そうでない
方にも、ご自身の経験されてきたことや現在直
面していることに当てはめてお楽しみいただく
ことができていましたら幸いです。
特に、前回の記事でお示しした2つの図はその
まま、皆様が現在取り組んでいる課題を解決す
るために必要な能力の構造を明らかにしたり
(→図A)、
あるいは現在の生活環境を通して、ご自身が
どのように「本質力」を高めていくことができる
か?言い換えれば、現在の生活環境そのもの
を、ご自身の本質力を高める最高のトレーニ
ング環境として捉えなおすことができるか?
そのイメージをつかむ
(→図B)
のにそのまま使えますのでぜひご利用ください。
(下に改めて、リンク先をつけておきます)
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実はこの連載記事は、私の教室の会員の方を
対象としたメルマガで最初に公開した際は
「ゆる」と併走する人生の魅力を語る
というタイトルで連載を行いました。
今回、このブログで一般公開をするにあたり、
「よりシンプルに文意を表現したタイトルに」
という意図で変更をしたのですが、
当初のタイトルの中にあった
「ゆる」と併走する人生
とは、「ゆる」のトレーニングと、勉強や仕
事・趣味・ライフワーク・結婚・出産・子育て・
闘病・介護・・・等々、
「現実社会における具体的な課題への取組み」
を常に併走させ、自身の本質力の成長をじっく
り味わい、楽しむ生き方
・・・という意味を込めた言葉でした。
例えば、私はゆる体操指導員として教室を立ち
上げた際、高岡英夫先生より
「とにかく、どんどん仕事をして、それに負け
ないように(ゆるの)トレーニングをするんだ。」
というアドバイスをいただきました。
高市早苗総理の発言をきっかけに昨年の流行
語大賞に選ばれた
「働いて、働いて、働いて、働いて・・・」
になぞらえて言うなら
「働いて、ゆるって、働いて、ゆるって・・・」
ということです。
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ゆるのトレーニングという、
「本質と向き合う場」
と、仕事という
「具体的課題と向き合う場」
を行き来し、自身の本質力を生かして具体的課題
を乗り越え、また、具体的課題への取組み・達成
のプロセスを通して自身の「本質力」のスケールを
更に大きく成長させ、それに伴って具体的課題の
スケール(社会での活躍のステージ)も上がっていく
・・・というサイクルの中を生きるということで、
この取組みすべてを「鍛錬」と呼ぶこともあり
ます。
「鍛錬」という言葉を聞くと、
「しんどそう」
「息苦しい」
と感じてしまうかも知れませんが、私たちの
取り組む「本物の鍛錬」とは、
常に「気持ちよさ(快適感)」を伴う鍛錬です。
だからこそ、取組みを無理なく、楽しみなが
ら継続させることができるのです。
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最後に、今回ご紹介したお話の後日譚を記し
てこの連載記事の締めとさせていただきます。
ベネッセで取り組んだ
「やる気アップシステムPJ」
解体後、私はゲームと勉強の要素をミックス
させた全く新しいコンセプトの教材(「電子
教材」)を開発する立ち上げメンバーとなり、
こちらは無事完成して空前の”大ヒット教材”
となりました。
それから28年経った現在もこの教材は毎年
改善を加えながら進研ゼミ小学講座の主力教
材として残っており、現在小学6年生の息子の
元にも届けられています。
先日、私を除いた家族3人が花見のために茨城
にある妻の実家へ出かけたときも、
息子のポケットの中には、ちょうど私が制作を
担当していた6年生の電子教材がしっかり入っ
ていました。
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高岡英夫先生の下でゆる体操や武術等、身体運
動の実技と理論を学ぶようになり、空手の世界
からはしばらく遠ざかることとなりました。
「空手の強さ」という具体力よりも、それを支え
る本質力の探究に意識が向くようになったこと
や、私がそれまでに身につけた「力んだ動き」
(これは空手の問題ではなく、私個人の問題
なのですが)を忘れ、「ゆるんだ動き」を身に
つけるためには、一度空手から離れる必要が
ある、と判断したのがその理由です。
そんな時期が15年ほども続いた後、神楽坂
悠真塾で空手をプログラムとして取り入れる
ことになったことをきっかけにまた少しずつ、
空手との付き合いが復活していました。
そんな状況下の昨年末、私が「ゆるむこと」
に意識を向けるようになるきっかけを作って
くださった前述の中達也先生とお話をする
機会をもち、これをきっかけに、
私が月1~2回の頻度で先生の空手の指導
を受けさせていただく一方、先生のお弟子さ
ん方に対して私が「ゆる体操」を指導させ
ていただくご縁を得ることとなりました。
これを機に、青年時代に大変お世話になった
空手の世界に対しての恩返しができれば、
と、また新たな夢が芽生えつつあります。
そんな私も、来年5月で60歳を迎えますが、
「還暦」の言葉通り、これまでの人生で出会い
つつ、途中で切れていたかのように思えてい
た人や物事との「つながり」が巡り巡り、
今後の人生につながる大切な「ご縁」として
また還ってきているような気がします。
どうやら人生には、ゆるんで、立ち上がる
軸(センター)に身をゆだねて自然に生きて
いると、人や物事との「ご縁」も含め、色々
と楽しい風景を見せてくれる、という一面が
あるようです。
今、この記事を読んでくださっている皆さん
との「ご縁」が今後、どのように展開していく
のか?
そんなことをさりげなく想像しつつ、今後も引
き続き、毎回のレッスンを心から楽しみ、
「打ち込んで」いきたいと思っています。
(終わり)
