1~2月のテーマは、「ゆる体操で有酸素運動」です(「ゆる体操初級(通常)」クラス)

東京ではしばらく、
「なかなか寒くならない冬」
状態が続いていましたが、
ここへ来て本格的な寒さがやってきました。
お元気でお過ごしでしょうか?

さて、神楽坂ゆる体操教室では、1~2月の
レッスンを
「ゆる体操で有酸素運動」
をテーマに開催していますが、
今月はその2カ月目。

レッスンは益々盛り上がってきております。

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一般に有酸素運動とは、
ウォーキング・ジョギング・エアロビクス・
サイクリング・水泳など、
長時間継続して行う運動を指し、

体脂肪の燃焼や呼吸・循環器系の機能の向上
により、高血糖・高血圧等、様々な生活習慣病
の原因除去やダイエットに効果があるとされて
います。

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そうした有酸素運動の効果をゆる体操で・・・
という今回のテーマを耳にし、
ゆる体操のゆったりとした動きの印象から
「ゆる体操で本当に有酸素運動の効果を
果たすことができるの?」
と、疑問に思われる方もおられるかもしれま
せん。

そうした疑問にお答えする観点も含めながら、
「ゆる体操を通しての有酸素運動」
のお話をさせていただきます。

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まず、
ゆる体操は見た目の印象と異なり、思いの他
運動量の多い体操だということが言えます。
その秘密は、
レッスンの途中途中で出てくる「ダラ~っ」とい
う声掛けに象徴されるように、
力を抜きながら(専門的な言葉を使えば「脱力・
緩解」をしながら」)動く・・・というところに
あります。

脱力・緩解をしながら動こうとすると、
一つ一つの動きが、四肢(手足)のみを使っ
た動きではなく、体幹部と連動した動きに変
わっていきます。

それは、
「ダラ~っ」という言葉によって全身の力を
抜こうとすることで身体表面部の、いわゆ
るアウターマッスルが脱力・緩解し、
尚且つその状態で何とか動こうとする中で
身体深層部のインナーマッスルが活性化し、
使われるようになってくる・・・ということによっ
て実現します。

例えば、同じ歩く運動でも、
単に手足を振って歩くのと、手足を体幹部と
連動させて歩くのでは運動量が全く異なるこ
とは容易に想像できるかと思います。

また、
インナーマッスルを使った運動はアウターマッ
スルを使った運動に比べ、
数倍から数十倍のカロリー消費が期待できる
という研究もあるようですが、

ゆる体操が、
アウターマッスル主導の運動からインナーマッス
ル主導の運動の方向に運動の「質」を変えること
で、一見激しく動いていないようでも有酸素運動
としての高い効果を実現させている、という説明
にも十分な説得力を感じられることと思います。

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さらに、ゆる体操には一般の有酸素運動には
にはない、独自の利点があります。

有酸素運動を成立させるためには体内に
大量の酸素を取り込む必要がありますが、
通常それは心拍数を上げることによって
行われます。

しかしゆる体操では、全身の脱力緩解によって
毛細血管の働きを高めて血流を促進させる
ことで全身への酸素共有を行うため、
心臓への負荷がかかりにくくなります。

そのためゆる体操は
ご年配の方や体の弱い方、体力のない方でも
無理なく取り組むことができ、
からだの内側から徐々に「強さ」を育ててい
くことができるのです。

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もうひとつ、独自の利点をあげるならば、

ゆる体操を通してこれまでご説明をした
「からだと動きのシステム」を身に付ける
ことで、

特定の運動を行っている時だけではなく
日常における何気ない運動・動作を
「有酸素運動化」
させていくことができる、
ということが挙げられます。

通勤や買い物のための「歩き」は言うに
及ばず、布団の上げ下ろし、お風呂の掃除、
食器洗い・・・等々の動作が、
体幹を使ったインナーマッスル主導の運動
に変わることで、それらすべてが有酸素運動
としての働きと効果を果たしてくれるようにな
ります。

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2月のレッスンでは、
今月の課題体操である足モジ・足ネバ等、
ゆる体操の中でも比較的運動量の高い体操を、
一定の長さの時間確保して行っています。

成功のカギはいかに
「ダラ~としながら動くか」
ということ。

「有酸素運動」という言葉に引っ張られ、
つい頑張って動いてしまいがちですが、

そこは指導者である私がその時々の状況
に合わせてリードをし、初めてご参加の方にも

「身体の内側がポカポカして、
すごく運動しているのが分かるけど、
心臓はバクバクしていない」

という、このテーマならではの
「不思議な快適感」
を実感していただいています。

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このテーマでのレッスンの開催は今月いっぱ
いまで。

次回の開催は来年1月を予定しています。

この
「不思議な快適感」
を体験し、

「有酸素運動の日常化」
に向かっていくスタートを

今すぐ切るか?
ひとまず来年1月以降まで待つか?

ご自身の身体にとっての「必要性」と
ご都合をご考慮の上、
ぜひご検討ください。

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