神楽坂ゆる通信<第385号>で紹介した神楽坂教室会員のキックボクサー・Kさん
さんの引退試合が、後楽園ホールにて行われました。
Kさんはあるキックボクシング団体においてかつて、二階級でチャンピオンとなった名選手でした。
ただ、最近の戦績は振るわず、直近5年間は0勝7敗。
その7敗は試合中の怪我によるTKO(テクニカルノックアウト)も含めすべてKO負けという
状態でした。
「これまで応援をしてきてくれた人たちにもう一度勝つ姿を見せてあげたい」
という思いから現役生活を続けてきましたが、今回、
「勝っても負けてもこれが最後の試合」
ということで引退試合を行うこととなりました。
本人自ら指名した引退試合の相手はなんと、これまで試合をしてきた階級より1階級上の現役
チャンピオン。
引退試合の相手にこのような最強の選手が選ばれることは通常あまりないことで、
周囲には心配の声もあがっていたようです。
今回、Kさんから私に連絡があったのはこの試合が決まった後の4月でしたが、
その後、試合までの約2カ月間にわたり、Kさんはキックボクシングのトレーニングと並行し、
オンライン・教室合わせて週3回のペースで神楽坂ゆる体操教室のレッスンを受講。
試合当日は会場入り直前の15時までオンラインレッスンで最後の調整を行い、決戦の舞台に
上がりました。
そして、試合本番。
Kさんは、Yahooニュースで“王者を完封”と評されるほどの試合内容で3-0の判定勝ち
をおさめ、見事有終の美を飾ることに成功しました。
試合後、Kさんのツイッターには、
「感動した・・・」
といった内容の他に、
「私の見た(Kさんの試合の)中で、これまでのベストバウト(最高試合)」
といった書き込みもありましたが、
私にはご本人から以下のようなメールがありました。
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先日まで改めてありがとうございました!
自分の中で、今回ゆる体操に教室で取り組ませてもらって感覚がどんどん良くなっていき勝つ
ことができた大きな要因の一つになったと思います。
<後略>
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今回、このような大変な偉業のお手伝いをさせていただき、私自身も大きな感動を共有するこ
とができたと共に、多くのことを学ぶことができました。
Kさんは現役引退をされた今後も引き続き、神楽坂教室のレッスン受講を続けられるとのこ
とです。
これからは人生というリングを舞台に、自身の本質的な上達を目指し切磋琢磨する仲間となり
ますので、皆さま引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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