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コロナ後、レッスンに復帰してわかったこと <Y.Tさん(50代女性・会社員)>

私は、2010年の秋からゆる体操を始め、
会社員をしながら三味線や講談など和のお稽
古を嗜んでいます。

と言うと、「10年以上も!」と、新しい方
から尊敬のまなざしを向けられますが、決し
て熱心な会員ではなく…。

そもそも始めたきっかけですが、私は腰痛持
ちでした。

30代半ばでぎっくり腰になり、医者から
「歩きなさい」と言われましたが、

忙しい
→ウォーキングの時間が取れない
→腰痛のリスクが高まる

ことに悩んでいました。体験レッスンで
寝ゆるをしたとき、
これで一生腰痛とは無縁だわと直感し、すぐ
に入会したというわけです。40代前半でした。

しかし、次なる悩みが生まれます。

仕事が繁忙
→休みはお稽古ごとで手一杯
→レッスンに行けないのです。

こんな調子で、ムラのある受講をしていまし
た。

そしてやってきたコロナ禍、レッスンの回数
がますます減ります。

2021年は教室に行ったのが年末にたった
一回というありさまでしたが、いつもと変わ
らず迎えてくれた先生には本当に申し訳なく、
感謝しかありません。

久しぶりにレッスンに出て思ったのは、意外
にも「疲れる」ことでした。

座ゆるのときに足が上がりません。

家で腰モゾモゾぐらいはしていたものの、
私ももう50代になり体力の衰えを感じてい
ましたが、それにより、ゆる体操は、ゆるめ
ると同時にインナーマッスルも使っていた
のだと気がつきました。

ちょうどその頃、Nさんの日本舞踊の舞台を
見に行く機会がありました。Nさんは言わず
と知れた神楽坂教室のレジェンドです。

私も少し経験がありますが、見ると優雅な
日舞ですが、かつらも重いし、本当に大変です。

毛布を体にぐるぐる巻きつけてお引きずりに
して盆踊りでも踊ってみると、その過酷さを
擬似体験できます。

話がそれました。

Nさんの踊りを初めて見たのは10年ほど前
ですが、体のキレは年月を感じさせず、
精神的な安定も加わって、むしろ今の方がよい
とさえ感じました。

私は拍手を送りながら思いました。

同年代のNさんに比べ、こちらは座ゆるでクタ
クタ、この差は何なのだろうと。

まだまだ仕事も忙しいし、お稽古ごとも続け
たい。

レジェンド級は無理でも、体力をつけたいと
思いました。ちょうど定額受講のシステムが
始まったので、オンラインも入れて月4回受ける
ことにしました。

オンラインは効果が薄いのではと最初は斜めに
見ていましたが、便利です。
何もしなければ体への効果はゼロですから。

定額受講をして半年ほどたって、全体的によく
なっていると思います。

40代は、基礎体力があるので肩や腰などパーツ
がゆるめばよかったのですが、
今は全体の底上げが大事だと思います。

ゆるの日はよく眠れます。
以前は、仕事が忙しいのに眠りが浅いのは年齢
のせいかなと思っていましたが、リラックスが足り
ていないのだと気がつきました。

熟睡を諦めるところでした。

1日気持ちが張りつめた日は、復習用の動画
で緊張をほぐすようにしています。

また、お正月に旅行に行きましたが、よく歩
けました。

それから、レッスンの後、すぐに三味線や講談
のお稽古をしてみて、きれいな音が出たとか
声が出たとか、自分なりに効果を発見しています。

少しブランクがあいた方も、
どうぞ今の生活に合った新しい目標を見つけて、
小さな変化を楽しんでください。

コロナ後、レッスンに復帰してわかったこと<Y.Tさん(50代女性・会社員)>