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慢性関節リウマチの私。マイペースで「寝ゆる」と「椅子ゆる」を楽しんでいます。  A.Yさん(女性・67歳)

40代より慢性関節リウマチを患い、それによる四肢機能障害で何かと不自由の多い生活を送っております。1997年には右膝の手術を行って人工関節となりましたが、その他、右手首と両足首はほとんど曲がらない状態となっています。

そんな私でもできる、何か良い運動はないかと探していたところ、2005年3月のある日、新聞で、寝ながらでもできる「ゆる体操」というものの記事を読みました。

これなら怠け者の私にも出来るのではないか、とふと思いました。

4月に入り、読売日本テレビ文化センター錦糸町のゆる体操教室に、体験しに行きました。手足の不自由な私は床に寝ると起き上がれないため、不安がありましたが、椅子を利用すれば何とかひとりで立ち上がれることがわかり、「これなら、なんとかできるだろう」と、受講を決めました。

「寝ゆる」は楽しいが「立ちゆる」は苦痛ばかり。見かねた坪山先生が、他の方が「立ちゆる」を行っている時間中ずっと、椅子に座って体操をすることを勧めてくださり、それからは楽に、取り組めるようになりました。

このほかにも先生は、椅子に座りながらの私でもできる良い方法を色々と考えてくださり、大変ありがたく思っています。

あれから4年。

身体のハンディから、他の方と同じように動けないことにもどかしさを感じ、正直「やめようか」と思っていた時期もありましたが、最近は、心からゆる体操を楽しめるようになってきました。

毎回の教室の後は気分がすっきりし、とても気持ちよく感じます。

そうなると不思議なもので、知人・友人から「立ち姿が良くなった」とか「歩き方が早くなった」と、声をかけられることが多くなりました。

去年の12月初めには、京都に紅葉を見に行きましたが、その時は私自身、以前と比べて軽やかに、長い時間を歩けるようになったことを実感しました。日常の所作や動作も、以前よりスムーズになったように思います。「石の上にも3年」と言いますが、あの時にやめないで良かった。ゆる体操を続けて良かったなと、今はつくづく感じます。

これからも遅々とした歩みだとは思いますが、ゆっくりと自分なりのペースで、ゆる体操と付き合っていきたいと思っています。

A.Yさん(女性・67歳) *2005年4月読売日本テレビ文化センター錦糸町「ゆる体操教室」入会