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花園出場と、レギュラー獲得を目指して・・・  T.Yさん(男性・18歳)<高校生>

読者の皆さんこんにちは。ぼくは今、高校3年生でつい最近まで学校のラグビー部でプレイしていました。

教室に入会したのは、高校2年生の9月でした。高校に入ってから、ラグビーを始めたぼくは入部当初、花園(ラグビーの全国大会)出場、レギュラー獲得を目指して日々全力で練習にうちこんでいました。 けれども、ハードな練習のせいで体はぼろぼろでした。

常に体のどこかに痛みを抱え、練習が終わればヘトヘトになり翌日も疲労を抱えたままプレイしていました。 そうすると、上手くなるために練習しようというよりも、なんとかその日の練習を乗りきろうという状態でした。

一方でセンスのある子はどんどんと上達していき、ラグビー未経験でも1年生のうちにメンバー入りした選手もいました。(うちの部は1~3年生でそれぞれ約15人ずついたので、メンバー不足で入ったのではありません) そんな中僕は試合中に足のひ骨(脛にある骨)を折る怪我をしてしまいました。

しかも、治った1ヵ月後に再び同じ箇所を骨折してしまい、結局合計で6ヶ月間近くを治療に費やしてしまいました。 大してセンスのない自分は人一倍練習しなければならないのにこんなに休んではまたみんなに差をつけられてしまう、と当時は焦っていました。

高岡先生の本にであったのは、その治療中のことでした。「ゆるスポーツトレーニング革命」という本でそこには様々なスポーツのトッププレイヤーはゆるゆるにゆるんだ体と優れた身体意識が備わっていて、それが普通の選手との差を生み出している、といったことが書いてありました。

本を読んで「自分もこの本の通りにしたら、レギュラーをとれるんじゃないか。」と思い付録のDVDを見ながら体操をしてみました。 しかし、本当に自分のやりかたであっているのか不安でした。そもそも体を「ゆるめる」ということがわかりません。 筋力をつかう、筋肉に負荷をかける、といったことはさんざん行ってましたが、逆に無駄な力を抜く、筋肉を脱力させるということは今まで意識したことがなく難しくかんじていました。

これは、自分一人でやるのは無理があると思いこちらの教室に通うことを決めました。 初めて受講したときは、(もうなれましたが)独特の声の出し方(特にフワー系の体操)にびっくりしました。しかも、体操中ほかの方々は真剣そのもので「とんでもないところにきてしまった。」というのが正直な感想でした。

最初は普段から力を入れるくせがあるせいか、形を追うことばかりに集中して、なかなかゆるむことを実感できずにいました。 しかし、坪山先生に「形よりもまず気持ちよさを味わうことが大切」だと教えていただき、だんだんと「ゆるむってこういうことなんだ。」「ゆる体操って気持ちいい、楽しい。」と思えるようになってきました。

生活に、「ゆる体操」を溶け込ませる 日常の取り組みについては、自分の場合、スポーツにゆるを生かす、約1年間という短期間で成果を出す必要があったので、坪山先生と相談して生活にゆる体操を溶け込ませるようにしました。

例えば、歩くときはほどゆる歩き、電車の中では息ゆる、ちょっとした待ち時間には踵クルクル、つま先クルクルなどの立ちゆる、練習前にはウッススリスリ体操、練習中には基礎ゆる、あと寝る前と起きてからの寝ゆるも行ってました。

他にも時間の有るときには一つの体操を集中して繰り返しやったりもしていました。 ゆる体操が上手くできたときは、ラグビーも調子が良かったです。

特に、動きのキレがよくなったり、一瞬のスピードもあがりました。他にも、当たりが強くなったり、視野が広くなったりといいこと尽くしで、何をやっても上手くいくという感じでした。 また、疲れを取ったり、コンディションを整えるのにも有効でした。

ゆる体操をすることで、練習の疲れをとり次の日も前向きに練習に取り組めたことはとても嬉しかったです。 特に去年まで逃げ出したいくらい精神的にも肉体的にもつらかった合宿が、今年は毎日楽しく過ごせたのも今までゆる体操をやってきたお陰だと思います。

最終的にラグビー部でレギュラーは取れませんでしたが、チームは約30年ぶりに県大会ベスト4まで進むことができました。

その後準決勝で敗れてしまいましたが、最後の5分間に出場させてもらいました。 もちろん、出場するまで念入りに体をゆるめていました。

グラウンドに出た瞬間、緊張はまったくしませんでした。この5分間は3年間の中でもベストのプレイができ本当に楽しかったです。

しかも、最後にはチーム唯一のトライを決めることができ本当に嬉しかったです。

ラグビーやめないでよかった、ゆる体操やっててよかったと心の底から思いました。

指導していただいた、坪山先生、樫村先生には本当に感謝しています。

高校ラグビーが終わった今、次に何をするかは具体的に決まっていませんが。これからのぼくの人生にもゆる体操は欠かせないものなので、教室には通い続けます。 そこで、これからの課題は下半身を徹底的にゆるめていこうとおもいます。

今までも、下半身をゆるめていきO脚を改善できましたが、これからはもっとゆるめてかも鹿のような足になりたいとおもいます。 また、1つ1つの体操の質を高めより深くゆるんでいけるようになりたいです。

T.Yさん(男性・18歳)<高校生> *神楽坂ゆる体操教室2007年8月入会