会員さんの声一覧

体調を崩し、会社を退職したときに神楽坂教室入会。現在復職し、元気に働けているのは「フリー受講」制度があったから・・・。~S.Mさん(男性・33才)<会社員>~

■ 教室への入会理由

「とにかく現状の自分の体の状態をどうにかしたい。」
割と切羽詰まった動機で、私は神楽坂ゆる体操教室に入会しました。

入会したのは2013年4月。その頃私は、体調を崩して会社を退職したばかり
の頃でした。
自律神経が乱れ、毎日倦怠感を感じ、気力が全く沸いてこないというような、
軽度の鬱のような状態であったと思います。

次の仕事に就くにも、この体の状態ではまともに働けるとも思えず。
どうにかせねばと思っていたときに、以前本を読んで知っていたゆる体操を
本格的に学び体調を改善しようと思いました。

正直、入会するにあたり多少の不安はありました。
書籍や映像で見るゆる体操は笑いの要素が多く、今の自分の状態で教室に
なじめるのかな?などと思っていました(笑)

しかし、自分の目的を果たすため意を決して教室に行くことにしました。

最初のレッスンに参加したとき、やはり抵抗感はありました(笑)
なにせこちらは鬱のような状態なので、ダジャレを言われてもどう反応すれば
いいかわかりませんでした。

しかし、それ以上に「声を出す」ということに対する抵抗感が凄まじかったのを
覚えています。今にして思えば、「声を出す抵抗感 = 心身の硬さ」だったのだ
と思います。

初回はそのような感じだったので、正直、レッスンの効果としては、ほんの少
しだけ体がほぐれたかな?という程度のものでした。なので、私が神楽坂の
教室に入会した決め手は、体操をして気持ちよさを感じたり、楽になったから
という理由ではありません。

では、なにが決め手になったかというと、ゆる体操の難しさを感じたからです。

初回のレッスンでは、先生のリードの通り「ダラーっとする」ことすらままならない状態でした。

なので、おそらく本やビデオの情報だけで独自でゆる体操を続けても効果を得られないと思ったので教室に入会することにしました。

もちろん、教室の雰囲気の良さ、先生の人柄の良さが伝わってきたことも入会を決めた大きな理由です。

■ 入会後の変化

入会後は、初級クラスを月3回、1年間通い、その後、中級クラスに上がり「フリー受講制度」で教室に通うようになり、2015年12月現在も「フリー受講制度」を利用して、週2回とコンスタントに教室に通っています。

自分の中で感じられるだけの変化が出始めたのは、フリー受講を始めてから数ヶ月
してからだと思います。

変化を言葉で表すなら「ゆる体操が体に馴染んできた」と言うのが一番しっくりくる感
じです。体操を行ったあとの効果や変化を段々と感じ取れるようになってきたなと思
いましたし、さすり運動もゆったりできるようになってきたのを感じました。

そして、力を抜く、リラックスするということが段々とできるようになってきたように思います。

教室に通う前は、自律神経が乱れていて、常に心身が過緊張のような状態でしたの
で、多少でもリラックスを実感できるという状態になったのは、個人的にはかなりの変化
だと思っています。

現在では、仕事(おかげさまで教室入会後に無事今の仕事に就くことができました)の
合間などにトイレや人気のない会社の階段などで体操をしたり(さすがに声を出すこと
はできませんが)と普段の生活の中でゆる体操を取り入れています。

教室で行うほどの効果はありませんが、やはり、体操をすると体がほぐれますし、気分
転換になるのでとても助かっています。

ちなみにですが、肉体的な変化もありました。他の会員の方の体験談などでも身長が伸
びたという話が出てきますが、私も身長が1.5cmほど伸びました。


■ フリー受講制度について

先ほど、自分の中で変化を感じられるようになってきたのはフリー受講を始めてからだと
いいましたが、私にとってはこのフリー受講制度があったからこそ現在も体調を崩さずに
働けていると言っても過言ではありません。

初級クラスを受講していたころは、月3回の受講形態でしたが、なんというかしっくりきていない感じがなんとなくありました。

1週間働いて教室で1講座レッスンを受け、また1週間働きレッスンの受ける。レッスンを受けてせっかく体がほぐれてきたかたと思っても、1週間経つと体は硬くなりほぼ過緊張状態になっている。なかなか前に進めていないなと感じていました。

どうにかしたいなと思っていたときとフリー受講制度が開始された時期はだいたい同じような時期だったと思います。

しかし、フリー受講が開始された当初は、私はまだ初級クラスに通い始めて半年ほどで、中
級に上がっていない状態でしたので、まだフリー受講は早いかなと思っていました。

なので、半年後の中級に上がった時にフリー受講制度を利用しようと密かに思いつつ、中級に上がるまでの半年間は今まで通り月3回でレッスンに通いました。

そして、中級に上がってから1・2ヶ月後くらいに、フリー受講制度を利用して教室に通い始めました。

私は、基本的に土・日曜日を中心に教室に通っているのですが、フリー受講制度を利用する
前は、教室で1週間の疲れをある程度緩和するのがやっとだった感じなのですが、
フリー受講制度利用後は最低でも週2回は通えるようになったので、1日目で疲労している体をある程度回復し、2日目では疲労が解消された状態から体操に打ち込むという流れで教室に通えるようになったので、体操の効果をより感じられるようになりました。

また、中級に上がりレッスンの内容の質が初級のころより濃くなり、かつ、月の受講回数が数倍になったことで、ゆる体操に打ち込む充実度が初級の頃とは比べ物にならないくらい高くなっていきました。

中級は、初級では開示されていないゆる体操の「裏メカ」「裏テク」の情報を教えて貰えます。しかし、「裏メカ」「裏テク」を知ったところですぐに体操の質が上がるわけではありません。
やはり、情報を元に自分なりに試行錯誤していく必要があります。

週1回のペースで通っていると、教室で「裏メカ」「裏テク」を知ってから次のレッスンまで1週間空いてしまいますが、フリー受講制度を利用していれば、月の受講回数を気にせずにレッスンに参加できるので、さほど間を開けることもなく教室に通うことができますし、二日連続で教室に通うなど柔軟に教室に通うことができます。

記憶の新しいうちに「裏メカ」「裏テク」の情報をもとに最適の環境(教室)で体操に打ち込めるので、私にとってはこのことが、フリー受講を利用することの最大のメリットだと感じました。


■ 準指導員試験について

フリー受講制度を利用してから1年ほど経過した頃に、私はゆる体操準指導員試験を受験しました。

正直、教室に入会する前も後も、指導員試験を受験するという発想自体ありませんでした。

ゆる体操を始めたのは自分の体を改善するのが目的でしたし、仮に少し興味があったとしても、試験内容を知ったとたんに即受験する気が失せていたと思います(笑)

試験内容にはリードという実技試験があり、それは試験官と他の受験生の前でゆる体操のリードを実演するもので、人前に出るのが苦手な私にはそれだけで受験はありえないなと思いました。

では、なぜ受験したのかというと「先生に受験を勧められたから」です。

レッスン終了後に、先生から

「ゆる体操も上達してきて、準指導員2級なら今のあなたなら受かると思います。良い経験にもなるので受験されることをお勧めします」

といったような内容でを何度か勧められ、最初のころはあまり興味がなかったのですが、試験を受けることのメリットなどの話を聞いたり、やはり何度も勧められると、

「先生が勧めるからには、それだけの意味があるのだろう」

と思うようになり、今後の自分の成長のためにも準指導員試験を受けてみようと思いました。

試験の準備期間は2・3カ月ほどでした。主に受験のためにしたことは下記のとおりです

(1)実技試験:デモンストレーションの対策
・教室でのレッスン。自宅で指導者用ゆる体操DVDを見ながら体操をする。</div>
<div>
(2)実技試験:リードの対策
・指導者用ゆる体操DVDを見ながら、リードの流れ、フレーズを覚える。</div>
<div>
(3)筆記試験の対策
・試験範囲に出る体操の名称を全て覚える。

受験をするなど久々で、過去の「受験勉強」の緊張感を少しだけ思い出しました(笑)


試験を受けよう思う前までは、疲れて体が硬くなったときに気ままにゆる体操をするというスタンスだったのですが、指導員試験を受けるからには体操の練習をする必要を感じ練習を始めました。

体操の練習となると必然的にはいつもより意識して正確に丁寧に行うことになるので、練習後は普段の体操後よりも意識がシャープになったのを覚えています。

しかし、その分、脳疲労を感じやすくなったので、平日に試験を意識したゆる体操はあまり行いませんでした。というよりできませんでした。

仕事で脳疲労している状態で、さらに脳疲労をするゆる体操を行う気力はさすがにありませんでした。なので、基本的に平日は体操名を覚えたり、DVDを見て体を使いながらリードの文言を覚えるといったことをしていました。しかし、これらも無理せず気が向いたときに行うようにしました。
<div>平日は仕事の疲れもありますし、体をゆるませる体操の勉強でストレスを感じては本末転倒だと思ったので。

そのような取り組み方でしたが、準指導員2級の試験は無事合格できました。

実際の試験ですが、先生が言われていたとおり、大変良い経験になりました。

試験当日は、実際の試験の前に「実技講習」があるのですが、その内容がとても良かったです。

普段の教室のレッスンよりも踏み込んだ内容の体操の「裏メカ」「裏テク」などを知ることができましたし、試験官(運動科学総合研究所の専門指導員)の方が、とにかく楽しく会場の皆が笑顔になる良い雰囲気を作ってくださったので、とても良い環境でゆる体操の実技を学べました。

あとは、やはり実際の試験になると、和やかな雰囲気はあるもものやはり緊張感が漂います。
その上、試験官の視線をがっつり感じながらゆる体操しなければいけないので、、色々と自分のゆる体操の課題が浮き彫りになりました。

現在は、準指導員2級試験を受験した頃よりも上達したかなと思っているので、来年あたり準指導員試験1級を受験してみようかなと思っています。


■ 今後の目標

仕事上、眼精疲労になりやすく、その影響で脳疲労もしやすいので、そこら辺をうまく脳疲労解消系のゆる体操で効率よく緩和していくことができるようになりたいなと思っています。

脳疲労をしている状態だと、寝ゆるですらうまくできないときがあるので。。。

本当は、業務の合間に、脳幹モゾモゾ体操とかして脳疲労を合間合間に解消したいのですが、この体操は、はたからみると相当ダラけて見えてしまうので、なかなかできるものではありません(笑)

なので、会社が脳幹モゾモゾ体操をやりやすい環境にしてくれたら、どれだけ日々の業務が楽になることかと時々思ったりします。


最後に。

もし、ゆるむ才能というものがあるのなら、私は間違いなく才能のある方ではありません。

そんな私ですが、フリー受講を利用して教室に通い、それを継続してきたおかげで、他の方よりも上達が遅くとも、徐々に徐々に上達することができました。

これは、ゆる体操は心身の状態を改善できるメソッドであり、それを正しいやり方で打ち込んでいけば効果が必ず出るということを身を持って確信できたということでもあります。

ゆる体操創始者である高岡英夫先生の著書に「体には希望がある」というタイトルの本があるのですが、現在の私はまさに自分の体に希望を感じています。