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フリー受講を通して思ったこと、気づき、自分の変化 Y.Kさん(男性・21歳)<大学生>

~自分のゆる体操の変化~

自分は、小学生の頃からサッカーに取り組んできて、中学・高校とサッカー部に所属していました。
ゆる体操自体は高校3年生の夏くらいから知っていましたが、当時はやり方もよくわからず、そのまま部活も引退してしまいました。
しかし、ゆるトレーニングをサッカーに活かしてみたら面白いかもしれないという気持ちは消えず、大学に入ってからは、自分でゆる体操に取り組みながら体育会の部活で毎日のようにプレーしていました。ですが、毎日の筋トレや走り込みや時間的な拘束もあって、なかなか思うようにゆるむことが出来ず、プレー面でも自分が思うほど結果がでませんでした。
このような厳しい環境では、自分の能力とか取り組み方では成果がでないなと感じたので、サッカーをやる環境を変えて、ゆる体操の教室にも定期的に通うようにし、通いやすい神楽坂の教室にも去年の夏頃に入会しました。すると、今までよりも徐々にゆるむようになり、プレーにも成果が現れるようになりました。
そして成果が出始め、モチベーションがあがってきた頃に、メールでフリー受講のお知らせがあったので、思い切って受講させていただくことにしました。
神楽坂ゆる体操教室で、12月からフリー受講をさせていただいて、もうすぐ4ヶ月近くになりますが、神楽坂でレッスンを受けさせていただいた、この4ヶ月での自分の変化や、思ったことや感じたことをなるべく正直に書こうと思います。

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神楽坂の教室に来て最初の頃、驚いたことは、ゆる体操ってこんなに丁寧にやるものなのかということです。先生自身や周りの人たちが気持ちよさに浸っていて、もっと動かした方が良いんじゃないかなと思ってしまう程、動きがすごく丁寧だなという印象をうけました。
最初の頃は、自分自身、教室の雰囲気が少しだけ恥ずかしく、自分自身の身体にも、うまく入っていけなかったのかなと今振り返って思います。
でも、レッスンを受けるにつれて、雰囲気にも徐々に入れるようになり、丁寧に体操を出来るようになって、まず感じたのが自分のさすりの変化です。
気持ちよくさすると肌がしっとりすべすべするのはゆる体操をやっている方ならご存知だと思いますが、反応する時間の早さがはやくなって、気持ちよさも以前より深く感じられるようになりました。
さすりだけでなく、ゆる体操の質がこの4ヶ月で変わってきたなというのが自分の中で大きな変化だと感じています。気持ちよさを前よりも感じて体操ができるようになり、フォームや形よりも、気持ちよさ、自分の体の実感をより大切にできるようになりました。
そのきっかけとなるようなことがいくつか受講し始めた頃にありました。
神楽坂の教室は夜になると教室の窓が鏡のようになって自分の姿が見えるのですが、自分はあるレッスンのとき、それをみながら足ネバネバ歩きをやっていました。自分の体がどんな感じで動いているかフォームが気になっていたのだと思います。それを坪山先生がみて、「もっとリードに集中して、身体を意識して、身体で味わって」とアドバイスをくれたので、その通りにしてみると、自分の動きが少しかわったなという実感がしました。
それ以降、鏡は見ずに、リードに任せて自分の体を味わうということを意識していきました。
そうしていくうちに、最初は、身体を意識して、と言われても難しいな?と思っていて視覚的なイメージになってしまっていたのですが、徐々になんとなくですがわかっていくようになりました。
あともう一つ、印象に残っているのが、すねプラプラ体操を行っているときに指摘されたことです。
自分は、すねプラプラ体操が体幹に揺れが伝わると良い、ということを頭では知っていて、自分でもそのような動きが少しは出来ていると思い込んでいました。でも、先生に「体幹でそのような動きを作り出している」と指摘されて、何も考えないように、力を抜いて行ったら、ゆれ自体は少しだけになったのですが、前の自分のすねプラプラと全く違う気持ちよさを体感できました。
客観的にみて指摘してもらうことが重要だなと思うと同時に、頭でっかちにならずに、知識をかっこにくくって、身体の気持ちよさや快適さから体操に入りこんでいくことが大切なのだなと身体で感じられた出来事でした。
そのような出来事がこれだけではなく4ヶ月を通してたくさんありました。そういう経験をする中で、徐々に、体操とか運動は、形、フォームや外見的な動き方ではなくて、質感というものがあるのだなと感じられるようになり、それ以来、擬態語も前より大切にいうようになりました。
また、見た目は同じ動きでも中身が全然違うというのが先生達の動きを観ていくうちに少しずつ分かっていきました。
そういうことが分かるにつれて自分が出来ていない部分とか、良くなってきている部分なども少しずつ分かるようになっていきました。
ゆる体操自体の上達だけではなくて、取り組み方や考え方も少し変わったと思います。
ゆる体操に取り組む上ででてくる問題点とか、自分の身体だけではなく、心のネックになっている部分は、日常の自分の生活や感情とかを反映しているし、逆にそういうものをゆる体操を通じて良くしていけるのだなと感じられるようになりました。
例えば、あせってしまっているときは肩ユッタリ回しで急いでしまったり、感情が閉じてしまっているときはフワー系の体操でうまく身体を開くことが出来なかったり・・・。逆に、手をさすったり、肩をユッタリ回しているうちに、焦る気持ちがなくなったり、フワーと胸を開いていると楽になったりというのも、感じられるようになりました。
あとよかったと思える点は、ゆる体操の質が変わって、うまくなることによって、前より短時間で効果が出るようになったので、日常の中にゆる体操をうまく組み込めるようになりました。
自分は、勉強とかを根をつめてやってしまい、力が入ったままやってしまうタイプなのですが、自然に、肩がこってきたら肩を回したり、肩甲骨をもぞもぞやったりするようになっていて、あまり身体が固まらなくなったのも嬉しい効果でした。

~自分の身体の変化、ゆる体操の効果~

フリー受講を始めてから、まず初めに感じたのが、身体が疲労しにくくなったことです。
激しい運動をした後でも、身体的な疲労をあまり感じるようにならなくなり、寝ゆるをして一晩寝れば、疲れていても、翌日にあまり疲労が残らなくなりました。
肩が張ってしまう、息を詰めてしまう、肋骨を固めてしまう、という自分の問題も少しずつ改善していきました。
元々緊張しやすくて、肩に力が入りやすく、日常で固まりやすかったのですが、普段の生活であまり固まらなくなったのも実感できるようになりました。
教室で気持ちよくゆるめるようになって、日常生活でも効果を実感できるようになってくると、次第にサッカーにも活きるようになっていきました。特に受講し始めて、一ヶ月くらい経ってから、サッカー面での効果を顕著に感じるようになりました。
もちろん、今も固い動きが出てきてしまうことや、なかなか改善しない部分もあって、具体的なものに活かすことは難しいと感じることがありますし、時間がかかるなと感じているのも事実ですが、様々な効果を実感しています。
例えば、体重や筋力はむしろ前より少し落ちたのですが、身のこなしがうまくなり、以前より重みを感じられるようになったので、タックル等の競り合いで負けなくなりましたし、キックも楽に飛ぶようになりました。また、部活でトレーニングやっていた頃と比べ、走り込むことは少なくなったのですが、あまり体力的な衰えというのは感じず、以前より楽に動けるようになりました。
また、効果を感じ始めた頃よりも、今の方がより効果を感じていて、より上達しているなという実感があります。
サッカーに活かしたいという動機で始めたゆる体操でしたが、勉強のほうにも活きている実感が感じられたことが驚きでした。身体が疲れにくくなって集中して勉強できる時間が増えたということに加えて、質も変わったと思います。
例えば、自分の場合はいつもレポートの課題で、構成に手間取ったり、データから考察が組み立てられなかったり、結論の文章のまとめ方が思い浮かばなかったり・・・ということがあったのですが、そういうのも前よりも早く、うまく結びつけられるようになりました。
プレゼンなども前より自信を持って出来るようになったと思います。
精神とか知的な活動にゆる体操は効果があると言われても、「うーんそうなのかな?」と、以前は思っていた自分には、ビックリでした。
あと、他の例ですと、満員電車がとても嫌いだったのが我慢出来るようになったり、家庭教師先の教え子が問題を分からなくても、以前より辛抱強く待てるようになったり・・・ということも実感しています。
徐々に、着実に身体が変わっていく実感、日常に活きる実感があるので嬉しいですし、楽しみながらゆる体操に取り組めるようになりました。
また、実際に、サッカーや勉強という具体的なことに効果が出ることで、さらに前よりも主体的にそれらに取り組めるようになったことも、ゆる体操のおかげだと思います。

~取り組んでいる時に感じたこと、思ったこと~

自分の場合は、教室で量をある程度やって、質が重要だということを改めて思うようになりました。取り組み方のコツや方法も学ぶことが出来ました。
例えば、教室では、例えば、体操をやった後に立ったり、歩いたりして確認したり、右だけやった後に、左をやって確認したりということがあると思うのですが、そういうのを通して、効果を確認すること、味わうことの大切さも知ることが出来ました。
自分でゆる体操をやるときも、レッスンの内容を参考にして、身体の状況に合わせて、うまく体操を選べるようになり、家でやる際も前より効果を実感できるようになりました。僕自身は、「ゆる体操中級」クラスの「足(脚)」をテーマにしたレッスンで行う、「すねプラプラ体操」に集中して取り組むメニューがすごく気に入っているので、家で良くやっています。
また、同じことを繰り返しているのに、その同じことに対して自分の身体の反応が違ってくるというのもゆる体操の特徴なのだなと、フリー受講させてもらって思いました。例えば、ゆる筋トレも最初は、ももの前鍛えてだいじょうぶなのかな、とか、胸まわり固いのに腕立てやっちゃっていいのかなと思っていて抵抗があったのですが、2回目3回目とやっていくうちに、ゆる筋トレの身体に重みが生まれる気持ちよさ良さが少しずつ分かるようになってきました。
あと、何回か、レッスン中に脳が疲労してしまって、うまくゆるめていないという指摘もしてもらったこともあったのですが、自分ではあまり気づかない部分だったので、自分でトレーニングしていく上で、参考になりましたし、脳疲労自体すごく良い経験になりました。
ゆる体操をやっていく上で、集中力や質の大切さ、感じるとか味わうことの大切さを学べたのですが、それは日常のいろんなところに応用できると思いました。
また、身体を良くすることはすごく知的なもので、意識や気持ちもすごく大切なのだなとレッスンを通じて感じています。

~神楽坂教室のこと、フリー受講の勧め~

神楽坂の教室は受講制度が柔軟で本当に受講しやすく、とてもありがたかったです。
教室の雰囲気もアットホームな感じですし、各時間帯、毎回のレッスン毎にテーマが決められていて、身体が変わるのを実感しやすいように出来ているなと思いました。
腰なら腰、脚なら脚とテーマを決まっていることで、この部分がこれだけ良くなったっていう上達が感じられて、モチベーションになりやすかったです。
また、そのテーマ毎も密接に関連しているので、高い頻度でレッスンを受けても全く飽きずに受講させてもらえました。
教室では様々な年齢層の人が、スポーツはもちろん、演劇や舞踊などの芸術活動、健康や趣味のために来ていて、それぞれの取り組み方、ペースでゆる体操を活用していて、ゆる体操の汎用性の高さを改めて感じました。
忙しくてあまりレッスンにこられなくても上達している方や、ゆるんでいる高齢の方を見てびっくりすることも多々ありました。一つのレッスンの中でも、周りの方を見ていて、立ち方や歩き方がスゴイ変わったなと感じることも多く、それを見るにつれて、自然と、自分でもゆる体操を周りの人に教えてあげたいと思う機会が増えてきました。
ゆる体操が良いと頭や身体で分かってきているのだけど、もっと身体で味わいたいなと思う方や、スポーツや身体運動に活かしたいと思っている方には、フリー受講はすごくお勧めです。そういう方々だけでなく、健康だけのためという方も、一度だけでも身体でゆるんだ状態を体験すると、自分の身体を開発するって面白いって思えるようになって、モチベーション高く取り組めるようになると思います。 一度だけでも、深い効果を味わうと、「またこういう感じを味わいたいな」っていうポジティブな動機が生まれてくると思います。特に、こんな体操で本当に効果あるの?と思っている若いスポーツマンにはお勧めしたいです(笑)。
フリー受講で集中的に取り組んでいく中で、ゆる体操の様々な効果を、サッカーを中心に色々なところで実感するようになりましたが、最近は、自分自身の根本の部分が少しずつ変わり始めているという実感が生まれ始めています。
これからは、今みたいな頻度で教室に通うことは難しくなると思うのですが、ますますゆる体操に取り組んでいって、様々なことに活かしていきたいです。
最後に、いつも指導してくださる先生方には本当に感謝しています。ありがとうございます。

Y.Kさん(男性・21歳)<大学生>   *神楽坂ゆる体操教室2013年6月入会