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ゆる体操のレッスンの後、バレエの先生に、「今日はいつもと何だか違いますね」と・・・ 国府田彩子さん(仮名・女性・40代)<会社員>

以前から気功や呼吸法に関心があり、一時期習っていましたが、今ひとつ手応えを感じられないまま辞めてしまい、その後、クラシックバレエに出会いました(現在バレエ歴7年)。無謀にも全くの初心者だったのですが、踊りというよりむしろ、身体意識の変化が面白く、はまっていきました。 ただ、もともと柔軟性が低く、また年齢的なものもあり、最近は壁を感じていたところでした。

可動域や技術以前の問題として、無意識に息を止めている、無駄な力を入れている、動きは間違っていないが身体内部から出てくる柔らかさがない、といったことです。これらを無視して続けても方向性が違ってきたり、あるいは怪我をする可能性もあると思っていたところ、友人の紹介で神楽坂ゆる体操教室に通うことになりました。

もともと、東洋医学、気功、呼吸法、操体法、整体系の本は大好きで乱読しており、高岡先生の本も多数読んで寝ゆるなどは時々試したりしていたので、初回から違和感は全くなく、すっと溶け込むことができました。

もちろん、最初からレッスン終了後に「超気持ちよい~」という北島康介状態になった訳ではありませんが、ゆるめるという動作をはさんで同じ動きをした時にゆるめる前と後では大きく感じ方が違うという変化が面白かったです。

また、続けて通っていくうちに、うまくゆるんだ時は、「マッサージしてもらうよりはるかに気持ちいい」と感じることもありました。

中級に通い始めてからは、テーマに沿って徹底的にそのパーツをゆるめていくので、パーツによってはかなり変化を感じることが出来るようになりました。 肩甲骨周りをゆるめるレッスンのあとにバレエのレッスンを受けたところ、バレエの先生に「ポール・ド・ブラ(基本的な腕の動き)が今日はとても綺麗ですね。今日はいつもと何だか違いますが、調子がよいのですか?」と言われました。

自分ではあまり意識していなかったのですが、他人が見てもわかるレベルで変わっているのだなぁと感動し、自分の苦手な柔らかい動きが少し出来るようになったことが大変うれしかったです。

バレエは1週間で劇的に変化することは普通はあり得ないので、先生は訝しく思われたようです。 バレエでは身体の引き上げなど頑張るところは頑張り、指先、足先、首の角度、目線まで意識する一方、無駄な力を抜くところは抜く(in the air)ことが要求され、このバランスがとても難しいのですが、ゆるんだ身体の中でセンターを感じて動くというゆる体操はとても役に立つと思います。

「胸フワ背フワ体操」などにより、胸などの無駄な力が以前より抜けてきましたし、無駄な力を入れないせいか、レッスン後もあまり疲れないようになりました。

神様から頂いた「身体」という小宇宙の素晴らしさを味わいながら、ゆる体操を、人生の後半を楽しく過ごすためのよすがとしていきたい。

通常の生活の中では、朝夜に寝ゆるをやるほか、職場で1時間に1回程度はトイレの個室でもぞもぞしたりしている程度です。職場では寝ゆるが出来ず、また声が出せないので(「さすり」さえもトイレの中でやっているとカサカサと音が出て怪しい)、それが悩みです。

ゆる体操を始めてから、日常生活のちょっとした動きにおいても自分が今までいかに不要な力を入れていたかが実感できるようになり、様々な場面(歯磨きから家事、パソコン操作など)で頭上から坪山先生の「抜いて~抜いて~」という言葉が聞こえてきます。

今後はバレエを中心とした身体的な変化ももちろんですが、健康面、ひいては精神面でもどのような変化が出てくるのか興味深いですし、気功や呼吸法の要素が登場することも楽しみにしています。神様から頂いた「身体」というこの小宇宙の素晴らしさを味わいながら、ゆる体操を人生の後半を楽しく過ごすためのよすがとしていきたいと思います。

最後になりましたが、神楽坂ゆる体操教室のよいところは、空いた時間が出来ればいつでも色々なレッスンに参加できるという、合理的なオープンクラスシステムです。経営サイドにとっては管理が大変なのでしょうが、受講サイドにとっては大変有難いです。 また、何といっても坪山先生の癒しキャラが素晴らしいです。

これはすべての生徒さんが感じていらっしゃることかと思いますが、どの生徒さんにも公平に目配りし、生徒さんの顔ぶれを見ながらレッスン内容を微妙に変えたり、注意するときもそれぞれの生徒さんの立場に立って緊張させ ないようにアドバイスし、全体を楽しいレッスンにまとめ上げる先生は、まさにゆる体操を教えるために生まれてきたような方だと思います。

レッスン中、先生ご自身もゆるんで楽しんでいらっしゃるということが我々生徒にも伝わってきます。ゆるむこと」や「身体意識」を人に伝えるとか、教えるということは大変難しいかと思うのですが、これからも生徒さんと一緒に、楽しく教えて頂ければと思います。

国府田彩子さん(仮名・女性・40代)<会社員>*神楽坂ゆる体操教室2006年入会